2015年2月22日日曜日

鉄拳7 初心者からのステップアップ

入門生から初段まで到達された方は、ある程度自分の選んだキャラクターにどういう技があるか、5.6個前後は把握されていると思います。

「とにかくこの多段技を打ってれば、全段ヒットしたり最後だけ当たったりするぞ」とか、
「この技はなんとなく技の出が早くて相手に当たりやすい」とか
「この技は相手にガードされやすいけど、当たった時のダメージが大きいなあ」など、
ぼんやりと特性を理解されているかと思います。

技表を見ながら色んな固有技を出してみて下さい。
鉄拳特有の多くの技に戸惑うかもしれません、どの技を使えばいいのか当然わからないと思いますし、またそれを対戦中どのように使えばいいかなんて検討もつかないと思います。
それが普通です。

鉄拳の上級者が最終的に使う固有技の数は非常に少ないです。
中には立ち回り(空中コンボを除く相手との技の差し合い)で3~5つの技だけを使い、
対戦を制してしまうプレイヤーもいます。


沢山技を使わなければ勝てないんじゃないの?こんなに技があるのに?
少し話が脱線します。
鉄拳はレバーの使い方、つまり「技を出す」以外のキャラの「動き」がとても重要なゲームなのです。
前回の記事でも少し触れた「横移動・横歩き」や、「バックダッシュ・前ダッシュ」、更に上級テクニックでは「ステップインガード、ファジーガード」など、上達するにはレバーを扱う左手の技術が多く求められるゲームです。

ですがこれも今は覚えなくていいです。
忘れて下さい。また別にブログで説明します。

じゃあ、その左手の技術とやら以外ではどうしたら勝ちやすくなるの??
本題に入ります。
初心者が技表を見ながら覚えた技の中で、継続的に使うのは目に見えて効果が出やすいものばかりです。
「ヒットしたらダメージが大きい」「当てれば浮かせられる」、など、大きなダメージに直結するものが多いという意味です。
これは至極当然のことで、格闘ゲームである故相手の体力をゼロにしてしまえば勝ちな訳ですから、それを求めるのは何らおかしいことではなく正解の行動です。

じゃあこのままでいい?
はい、OKです。
そのままでも問題はありません。

ですが、ちょっと近道して上達したいのであれば以下の内容に目を通していってください。

鉄拳という格闘ゲームに限った事ではないと思いますが、数々ある技の特性として・・・


①大きなダメージを望める技はそれ相応のリスクが伴う。
②少ないダメージ「しか」望めない技にはそれ相応のリスク「しか」伴わない。

①の解説:大きなダメージを望める技は、技の発生(技が出るまでのスピード)や、相手にガードされてしまった時の不利な時間がより多いという事です。
①の実戦での例:出そうとしても相手の技に打ち負けてしまう(潰されてしまう)、せっかく出せたのにガードされて反撃を受けてしまった。

②の解説:少ないダメージしか望めない技は基本的に技の発生が早く、相手にガードされてしまった時もさほど不利な時間が少ない。もしヒットした場合には、ダメージこそ少ないが有利な状態になる。
②の実戦での例:技を出すことは簡単にできる。当たってもダメージが少ない。でもガードされたところで特になんとも思わない。


結論を言います。


②のような、

基本技(ワンツーパンチ、左アッパー、ローキック、しゃがみパンチ)を使いましょう。
※無いキャラもいます。

①のような大きな技を安全に出したり、相手にヒットさせやすくする為には、②の技を相手に当ててから出すのが有効です。

具体的に説明します。

ワンツーパンチ(基本的にLPRPやLPLP、RPLP)
「とりあえず」出しても初級者同士の対戦ならリスクを負わせられることはまずありません。
ガードされてもほぼ五分の状態に近いですし、ヒットした際の有利が大きく、つまり続けて①の様な技を出しやすい状態となります。

左アッパー(基本的には3LP)
ワンツーパンチと違って「中段技」です。相手にしゃがまれたりすることがありません。
キャラによっても違うのですが、ワンツーパンチ程ではありませんが基本的に発生が早く、ヒット時もガード時もワンツーパンチと似たような状況になります。

ローキック(1RKだったり2RKだったりコマンドはキャラによります。)
下段技です、どういった特性があるかというと、「しゃがみステータス」というステータスが付与されており、相手の上段攻撃とかみ合ってしまった場合でも打ち勝ちます(余程不利な状態では潰されることもあります。)
発生はとても早いですが、ヒットさせても微妙にこちら側が不利です。
ですが、相手の猛攻を止めるときに有効です。

しゃがみパンチ(基本的に1LPか2LP)
特殊中段という難しい判定を持っている技です、
強そうな名前ですが、立ちガードの相手にもしゃがみガードの相手にもガードされてしまう貧弱な「特殊」です。
ですが、個人的に初心者間の対戦で最も重要な基本技だと思います。
発生はワンツーパンチと同じで最も早い部類の技です。
ローキック同様「しゃがみステータス」が付与されているので相手の上段攻撃にも打ち勝ちます。
何より最大のメリットとして、ヒットした場合にワンツーパンチと同じくらい有利な状態となります。
技のダメージ自体は非常に小さいですが、攻守を切り替えることが容易くできてしまう超優秀な技です。
※もちろんしゃがみパンチにだってリスクはあるけど、初心者間の対戦では気にするものではありません。今は考えなくていいです。


もしかしたら、今このブログを読んで頂いてる初心者さんが主力で使っている固有技は、
今後使わなくなるかもしれません。もしかしたらそんなに強い技じゃないかもしれません。

ですが上記の基本技は仮に貴方がこの先世界一のプレイヤーになる時が来ても、100%使い続けている重要な要素です。


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